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いつの頃であった、左大臣で藤原信武という人がいた。
容貌・学識を始めとして世間の評判も並々ではなく優れていたので、
人から見れば何一つ不満などないように見えるが、心中には1つ
ささやかな悩み事があった。

信武には奥方との間に2人の子供があった。
双子として生を受けた子供たちの容貌はどちらも優れており、
2人の顔は良く似ていて取り違えそうなくらいであった。

しかし、似ているとはいっても、敦盛と名付けられた若君は上品で気品高く
女性のような可憐さを感じる一方、都と名付けられた姫君は華やかで気力に
溢れており幾ら見ていても飽きないほどの愛嬌は類が無いほど素晴らしかった。



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「姫御子様。今日はどのように過ごされますか?」
「偏つぎなどはいかがでしょう?」
「まぁ、偏つぎは確か昨日したではございませんか、諏訪。」
「では、佐保姫様もお年頃ですから、恋を題材とした物語など紐解かれてはいかがでしょうか?」
「それは良い案でございますね。」

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